トタン屋根ってどんな屋根?~メンテナンスはお早めに~

トタン屋根
目次

トタン屋根ってどんな屋根?

【トタン屋根】とは、住宅や工場、倉庫などに使われている金属屋根の一種で、薄い鋼板に亜鉛をメッキした“トタン板”で作られています。日本では大正時代から徐々に普及し始め、日本瓦の屋根よりも安価で施工期間も短いことから戦後の高度経済成長期に大流行ました。

現在ではスレートやガルバリウム鋼板を使った屋根が主流となり、その需要は減少傾向にありますが、まだまだ街中で見かけることができます。

トタン屋根にはいくつかの種類があります^^

波板トタン屋根

波型に加工されたトタン板で作られた屋根です。波状にすることで強度を保ち、​​勾配がない屋根にも使用可能です。
一般的な「トタン屋根」のイメージはこの波板トタン屋根ですね^^

瓦棒葺きトタン屋根

屋根が下る向きに合わせて、等間隔に線が走っているトタン屋根です。
この線の中には木がわたされており、施工時はここにひっかけるようにしてトタン板を葺いてます。

雨漏りに強いため、日本瓦やスレートの屋根よりも緩やかな勾配の屋根が作れるメリットがあります。

折板トタン屋根

波型トタン屋根よりも鉄板を大きく折り曲げたトタン屋根です。
瓦棒葺きトタン屋根よりも、さらに勾配のない屋根に使うことができるのが特徴です。

住居よりも、工場や倉庫、体育館などの大きな施設の屋根に使われることが多い種類です。

トタン屋根のメリット

軽量

トタン屋根は他の屋根材に比べ軽量なことがメリットです。屋根が重たいと雪が積もった際に建物が倒壊する危険性が高まります。トタン屋根は日本瓦と比べ、1/100の重量、スレート屋根の1/4で、積雪に強いといった特徴があります。

耐震性が高い

屋根が軽ければ軽いほど重心が下がり、地震が発生しても揺れが少ないです。

施工費用が安い

屋根材ごとの費用相場は、ガルバリウム鋼板では5,000~8,000円、瓦では8,000~15,000円程度ですが、トタン屋根は4,500円前後となっており、施工費用を安く抑えることができます。また、他の屋根材に比べると、施工が簡単で短時間で工事が済むことも安い理由となっています。

雨漏りしにくい

トタン屋根は継ぎ目が少ないため低勾配の屋根でも雨水の浸入が少なく、雨漏りがしにくいことも大きなメリットです。

トタン屋根のデメリット

サビやすい

鉄板なのでサビが発生しやすい特徴あります。サビの原因は塗膜の劣化や剥がれです。長時間放置するとトタンに穴があき雨漏りの原因にもなります。​​トタン屋根の塗料の耐用年数は、一般的に7〜10年なっており、この期間に塗装を行うのが望ましいです。

塗膜の劣化で色あせが生じる

経年劣化により塗膜が色あせて見た目が悪くなります。特に紫外線は塗膜の劣化要因で、放置するとサビの原因になるので注意が必要です。

防音性・断熱性が低い

トタン屋根は音を通しやすい素材で防音性が低く、雨が降ったり車が通過するとうるさく感じることがあります。しかし、遮音性のある塗料を塗ることで雨音を軽減することが可能です。また、金属板なので外部から熱が伝わりやすく断熱性が低くなっています。

夏は室温が上がりやすく、冷房が効きにくいと感じるでしょう。冬は暖房をつけても暖かい空気が屋根から抜けてしまうため、空調の効果が落ちる可能性があります。

強風・台風で飛ばされる

トタン屋根は薄く軽量でつなぎ目から剥がれやすく、強風・台風の影響で吹き飛ぶ可能性があります。特に古いトタン屋根には注意しましょう。

トタン屋根のメンテナンス

トタン屋根に限らず金属屋根すべてにいえることですが、定期的なメンテナンスが必要不可欠となります。

経年劣化による古い塗料の剥がれやサビの発生、また、塗装面の色あせや粉っぽさなどの症状あれば、早めに修理を依頼しましょう。

トタン屋根の修理方法は4種類あります

修理方法作業内容費用相場
塗装トタン表面の塗り替え40万~48万円
葺き替えトタンと下地材の張り直し110万~140万円
カバー工法既存のトタン屋根の上に新しい屋根をつくる94万~120万円
部分修理損傷の部分的な補修3万円~

塗装

塗装とは、表面を塗り替えて、美観を回復させる作業のことです。

塗料には「ウレタン」「シリコン」「フッ素」など樹脂の種類があり、耐用年数の長いものほど高価になります。

葺き替え

葺き替え(ふきかえ)とは、今あるトタン屋根と下地(防水シートと下地木板)をはがして、新しいものに交換する作業のことです。

カバー工法

カバー工法とは、今あるトタン屋根の上に、新しい下地を張って屋根を作る作業のことです。

葺き替えに比べ、既存の屋根材の撤去費用がかからない分、料金が割安になりますが、既存屋根材の内部が傷んでいるかどうか分からないので、異常があった場合に放置されてしまうリスクがあります。

部分修理

部分修理とは、破損したり剥がれたりした箇所を、部分的に補修したり新しくしたりする作業のことです。

メンテナンスは信頼できるところへ!

トタン屋根が古くなってきてはいるものの、穴あきや雨漏りなどのトラブルにまでは至っていない場合は、屋根の塗装が最適なメンテナンスです。

一方、トタン屋根に穴があいていたり、ボロボロと崩れるほどの重度のサビがある場合は、屋根の葺き替えを検討しましょう。
屋根のカバー工法は、葺き替えに比べて費用が少なく済みますが、デメリットもあります。あくまで予算が足りない場合の選択肢とお考えてください。

また、小さな穴が数個ある程度であれば、屋根の葺き替えをせずともコーキング(穴埋め)で対処できる場合もあります。

軽量で雨漏りに強いトタン屋根ですが、断熱性や遮音性の低さ、サビによる耐久性の低下などデメリットも存在します。これから葺き替えや重ね葺きなど屋根のリフォームを計画している方は、「次世代ガルバリウム鋼板」の使用を検討してみてはいかがでしょうか?

次世代ガルバリウム鋼板は軽量で雨漏りに強く、従来の金属屋根よりもサビにくいのが特徴。そのサビにくさはガルバリウム鋼板の3倍超とコストパフォーマンスも上々です。ぜひ選択肢のひとつに加えてみてください。

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