瓦屋根・漆喰補修

瓦屋根は、耐久性が高く、見た目も美しいのが利点ですが、飛来物などで、瓦が割れた、地震等で瓦がずれた、漆喰が剥がれた、などの症状も発生します。
これらの症状ができたときには、早めのメンテナンスをおすすめしています。瓦屋根の住宅は、比較的築年数が長いものが多いのですが、瓦屋根はその耐久性の高さゆえに、あまりメンテナンスをされていないケースも多いんですね。しかし、瓦の割れから、雨漏りに発展するケースも少なくないのです。

目次

瓦屋根のよくある症状
(割れ、ズレ、はがれ等)

瓦の割れ・ズレ

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飛来物、落下物などで瓦が割れたり、地震や強風などでずれることがあります。

漆喰がはがれて落下

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漆喰の寿命は、20年前後といわれています。漆喰が剥がれたところから雨漏りすることも。

棟の歪み

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瓦屋根の棟が歪んでいるのも要注意。小さな地震で、屋根が崩れるリスクもあります。

瓦屋根の補修工事

割れた瓦の差し替え

割れた瓦の交換を1枚から対応致します。

5,000円/枚~

漆喰の詰めかえ

漆喰を新たに詰めなおす補修を行います。

10,000円/m~

棟瓦の取り直し

瓦のズレ、漆喰の剥がれがひどいときは、棟瓦の取り直しを。

10,000円/m~

落下物や、雹などで瓦が割れた場合は、現在ご加入中の火災保険を申請して補修することが可能です。火災保険を使用した修繕をご希望の場合は、お気軽にご相談ください!

瓦屋根の補修する際、部分的な補修も重要ですが、屋根の下にあるルーフィング(防水シート)の劣化状況も確認することをオススメします。ルーフィングは、二次防水といわれ、屋根が割れていても、このルーフィングで雨漏りを防いでくれます。しかし、ルーフィングが破れていたら、二次防水の役割を果たさないため、早めのメンテナンスをオススメします。

瓦屋根の種類と、
メンテナンス方法

粘土瓦(日本瓦)の場合

粘土瓦の耐久性は非常に高く、耐用年数は「60年~80年」といわれています。また、基本的に塗装は不要なものが多く、瓦や漆喰を補修していれば、長期間安心できます。
しかし、唯一の欠点として屋根が重くなることがあげられます。そうすると、地震や強風で、瓦がずれてしまったり、落下してしまうことがあります。

粘土瓦(日本瓦)の
メンテナンス方法

塗装は必要ありません!

瓦の補修、漆喰補修は必要です!

セメント瓦、モ二エル瓦、スレート瓦の場合

セメント瓦、モ二エル瓦、化粧スレート瓦の場合、セメントを原料とした瓦の耐用年数は「30年前後」といわれています。セメント系の瓦は外側の塗装が剥げると、防水効果が薄れて、ひび割れが生じ、雨漏りの原因になることもあります。
また、設置から10年以上経過していると、廃盤になり、同じ型、同じ色の在庫がなくなるケースもあります。

セメント瓦のメンテナンス方法

塗装が必要ですが、塗膜が剥がれていたら、ケレンが必要です。

モニエル瓦のメンテナンス方法

塗装が必要ですが、スラリー層を剥離する必要があります。

瓦屋根強風対策義務化
(2022年1月から)

引用元;政府広報オンライン(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202110/1.html

瓦屋根の住宅にお住まいの皆さん、屋根の強風対策は大丈夫ですか?令和元年(2019年)に発生した令和元年房総半島台風(台風15号)では住宅の瓦などの屋根材が飛ばされる被害が多数発生しました。そこで、建築基準法に基づく瓦屋根の留付けの基準が改正され、令和4年(2022年)1月から新築の住宅について全ての瓦の固定が義務化されます。

政府広報オンラインより抜粋

新築住宅が対象ですので、既存の住宅に特別罰則があるわけではありません(2022年時点)が、義務化された背景には、やはり台風被害があります。地震や台風で大きな被害にならないためにも、屋根のメンテナンスの時に併せてご検討ください。

瓦屋根の固定の方法の一つに『ラバーロック工法』というものがあります。これは瓦の継ぎ目をシーリングで埋めてしまうやり方で、一見、「瓦が固定されて、隙間もなくなるし、いいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、これは実は雨漏りを誘発するのです。

瓦屋根のラバーロック
工法には要注意

瓦屋根の隙間をシーリングで埋めて固定するラバーロック工法というものがあります。これを勧められたら要注意です。
屋根は基本的に層構造で雨水を排水しており、その隙間を埋めてしまうと、逆に毛細管現象で雨水が屋根材内部に侵入してしまうんですね。
瓦がずれているところに部分的に使う分には有効な場合もありますが、いたるところにコーキングするのはNG。このような提案を受けたら、当社のご提案も一度聞いてみてくださいね。

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